むむ

やる

tommジャーノンに花束を

ようやく気持ちの整理がついてきたのと、twitterで障害を持つ人が子供を産むべきかどうか話題になっていたので持病について書く。文読んだら病名わかると思うけどいまだに口に出すことに抵抗あるからここでは伏せる。

 

僕は生まれながらにとある皮膚疾患を抱えている。遺伝的な要因による疾患であり、現在も完治していない。

物心ついた頃から痒みに悩まされ、身体中を掻きむしり、小児科に通う日々だった。「高校生になる頃には治る」医者の言葉を信じていた。

 

小学校入学と同時にイジメの対象となった。身体中に湿疹があることから「ブツブツマン」と蔑まれ、「汚い」「感染る」と近寄ることを許されなかった。客観的に見てもこれはイジメだと思うが、何も知らない小学1年生にとって明らかに異様で実際に不潔な存在を遠ざけることに善悪の判断は無く、今更誰も恨んでなどいない。当時の僕も積もった感情を他人に向けることができなかった。全ての原因が自分にあるのだから。

 

こうしてすっかり自責思考が染み付いてしまった小学時代だったが、中学入学と同時に他責思考へとシフトする。中学2年の頃に症状はピークを迎えた。関節の湿疹の悪化に加え、背中から腰にかけて掻き傷が一面に広がり、胸一面に無数の水ぶくれが広がった。部活も勉強も上手くいっていなかった当時はこの理不尽な症状に責任をなすりつけ、健常者に同じ苦しみを味わってほしいと願う日々だった。もちろんこんなの努力不足からの逃避でしかない。

3年の頃、河野太郎の腕時計が竹製であることが話題となった。「金属やプラスチックのバンドと違って手首の(病名)がひどくならないので、愛用中です。」当時54歳。大人になったら治るんじゃなかったんですか。

 

「高校生になる頃には治る」を信じて中学時代を乗り越えたが、高校生になっても変わらず症状は続いた。最早信じていなかったので特に何も感じなかった。1年の2学期までは学校に通えていたが2月のある日、湿疹の悪化に耐えられず高校を無断欠席した。それ以来、頻繁に遅刻と無断欠席を繰り返した。湿疹が悪化によって通学することに物理的な支障は生じない。せいぜい関節を動かすと傷が痛む程度である。しかし湿疹が酷い状態で他人に自分の姿を見られるのが耐えられなかった。人前で肌を掻きむしりたくなかった。たとえ先生であろうと自分の病名を正直に口に出すことができず無断欠席を続けた。理解や同情が欲しかったわけじゃない、触れずにそっとしておいて欲しかった。

 

事件は突然起こった。いつものように遅刻届を記入しに行くと生徒指導ではなく別の先生がいた(以下『Y』とする)。遅刻の理由として「薬の副作用による眠気で起きられなかった」と伝えると病名がバレてしまった。Yも過去に同じ疾患に悩んでいたらしく、肌の状態や副作用から判断したのだという。そして教室に戻ろうとした際、信じられないことを口にした。

「子供も2人とも(病名)持ってて辛そうにしてるわ〜」

頭が真っ白になった。無意識のうちに目を背けていたが受け入れざるを得なかった。この疾患は遺伝するのだ。いつか生まれてくる子供に俺が同じ苦しみを与えるのだ。耐え難い痒みで肌を掻きむしりひび割れ血だらけの肌で常に人目を気にする、自由を制約されひとり理解されず苦しみ続ける、そんな幸せとは程遠い生活を与えるのだ。そして遺伝の事実を子供が知ってしまったら生まれながらの苦しみを与えた張本人に親として接してくれるだろうか。なぜ遺伝すると分かっていて自分を産んだのか問いただされるのが怖くて仕方なかった。 

この苦しみは自分だけのものではなかった。苦しみの連鎖を断ち切る為には一生孤独のまま生涯を終えるべきなのだ。果ての無い孤独に立ちすくみ、寂しさで泣くことしかできなかった。

 

大学に入学し、20歳を過ぎても症状は続いていて現在も皮膚科に通っている。治療を継続していれば酷い掻き傷ができることはなくなったが、痒みは常に感じていて顔や身体のいたるところに掻き傷による色素沈着が残っている。症状が軽くなったことによりこころの余裕ができ、病気に対する考え方が少し前向きになった。高校時代まではもう治らないものと諦め受動的に投薬を続けるだけだったが、現在は医学的な根拠が記された文献やクリニックのwebサイトなど信頼できる情報から病気の知識や症状の対処法を学び、食生活や生活習慣の改善に取り組むことができるようになった。

 

こうして過去や現在に納得できても未来の問題は何も解決していない。遺伝した疾患を持って生まれてきた子供の苦しみは僕の理解や寄り添いで癒えるものではない。いつか結婚して家庭を持って家族を幸せにしたい。だけどこの問題から目を逸らすことはできない。考えても結論がまとまらないのでここまで。少なくとも今は前向きに生きてる。目を背けながら。

 

9日前


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偽物のA判定を知覚

本番11日前に英語過去問初見プレイしたら体感5割でした。本当にやばい助けて欲しい苦しいでも苦しさで頭がいっぱいで勉強が手につかない夏以降ずっとそうだったが特に対処することなく半年が経過している俺は一体何処で何を間違えたのかあのときどうすればよかったのか何もかも全部不明苦しい終了

 

2/8

丸々二週間更新しなかった理由は丸々二週間何もせず寝たきりで過ごしていたからですね

気づけばあと二週間しかない、煮たい。

 

現状

非常にまずい

余裕ぶっていた数学でも小門集合での失点が目立ち、英語に至っては英作どころか過去問すら1ミリも手を付けていない。

何よりも12月から続いている完全な無気力が共通テストを経てさらに悪化してしまい勉強習慣が完全に失われてしまった。今となっては1日に1時間勉強することも苦痛に感じられる。

 

出願失敗

○○大学後期に出願したはずが、間違って前期に出願していて、そのまま出願取り消しに。これで前期一本愛媛大が確定してしまった。

TLで出願失敗した浪人をよく見かけたけどまさかついに自分がやらかすとは思っていなかった。

もともと後期受かっても絶対行きたくないと思ってたしお金も帰ってくるみたいだしこれでよかったのか…?

 

編入

愛媛大工学部に受かっても建築関連の学科がないので編入は必至、というか最終学歴愛媛大にどこか抵抗があるのも嘘ではない

 

小説

あまりにも勉強に対するモチベが湧かずさらに重度の鬱状態のまま何も手がつかないままだったが、家にいると鬱が加速するだけなので自習室に向かうことだけは続けていた。スマホが壊れ電車の中でやることが無くなったので、積んでいた小説を読み始めた。

早見和真 『イノセント・デイズ』

米澤穂信『満願』

感想を書こうと思ったけど疲れるからまた気が向けば読書メーターのほうにまとめる。